東京ワインコンプレックス(Tokyo Wine Complex)

ワインコンプレックスOSAKA 2017
マイフェイバリットワイン ベスト3
結果発表


高岡信明 高岡信明
ワインコンプレックス代表
田代啓氏 田代啓氏
西天満〈Chi-Fu〉
シェフソムリエ


2017年5月17日、太閤園 迎賓館で開催されたワインコンプレックスOSAKA 試飲会。

会場で饗されたワインは、およそ900種。さまざまな国、あらゆあるスタイルのワインの中から「使えるユニークワイン」ベスト3を選び

西天満〈Chi-Fu〉シェフソムリエ田代啓氏に各ワインの解説と、総評をいただきました

第1位
ミュスカ・セック・ナチュレ 2016
ミュスカ・セック・ナチュレ 2016

生産国:ギリシャ
価格:2950円
輸入元:Vin's d'Olive

田代現在、ヨーロッパのワイン生産地は東へ、東へとスポットが移動しています。そんな中でギリシャは、注目を集めている話題の産地です。

高岡ソムリエさんから、そういう背景を教えていただくのも、ワインを飲む楽しみですね。

田代このワインは、バイオダイナミクスの造り手によるもの。酸味を中心にバランスが良く、暑い季節に「もう一杯」とおかわりして飲んでいただける味わいです。酒質のレベルも高いので、グラスの形体や提供温度を変えることで、このボトル一本で、コースメニューを通して楽しむことが可能です。

高岡そう考えると、コストパフォーマンスもとても良い。綺麗な造りの有機ワインで、味わい、価格、共に優れている。まさに、万能選手ですね。

第2位
ザ・クレア / コーナー 2016
ザ・クレア / コーナー 2016

生産国:オーストラリア
価格:3500円
輸入元:株式会社kp オーチャード

田代洗練されたリースリングで有名なオーストラリアはクレアヴァレーの赤ワイン。使用品種は、シラー、テンプラニーリョ、ムールヴェードル、グルナッシュです。少し以前までのオーストラリアワインには、どっしりしたイメージがあったかもしれませんが、これはアルコール感が低く、酸でバランスをとるタイプの赤ワイン。きっと、冷涼な地域で育まれたのでしょう。こういうスタイルのワインは、シンプルな味つけで、素材感を活かした昨今流行のお料理ととてもよく合います。特にこのワインは洗練された印象で、生のカツオやハマチにもマリアージュさせられそうです。

高岡中華料理に合わせても美味しくいただけそう。オーストラリアの赤は、テンメンジャンや醤油などの豆の旨味に寄り添いますね。

第3位
ラスティック デラウェア 2016
ラスティック デラウェア 2016

生産国/地域:日本/山形県
価格:1600円
輸入元:高畠ワイン株式会社

高岡山形県の高畠ワインのデラウェア。いかにも「日本のぶどう」という味わいですよね。解りやすく、格好もつけずに飲んで、素直に美味しいワインだと思います。しかしこれを、都心のレストランで提供しようとすると、なんだか急に難しくなってしまう……。

田代無理して、格好つけて、大きなグラスに入れると、ちぐはぐになってしまうでしょうね。普通のコップで、肩肘張らずに飲むのが一番。心に沁みる、やさしい味わいですね。

高岡地元では、お蕎麦屋さんやドライブインなどで、普通に親しまれています。ワインにはまだまだ高級なイメージがあるかもしれませんが、こういうワインが普及すると「家飲み」の幅も広がるでしょうね。

※本記事は、2017年7月20日に札幌プリンスホテルで開催された「ワインコンプレックスSAPPORO 2017」会場パンフレットより転載いたしました。

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