以前、海外でワインとオイスターのコンペティションを見学した折のこと。そこにリリースされていたワインは、ピノグリージョ、リースリング、ゲベルツトラミネールなど一部の品種に偏っていました。しかし、今回のベストオイスターワイン選出ブラインドテイスティングにおいて、「オイスターワインは、品種ではなく、味わいである」と確信しました。ここまで国のバラエティーがあり、品種的な偏りもない――多様性の中で、フェアに選ばれたこの13 本は、今の日本においてリアリティのあるオイスターワインだと言えるのではないでしょうか。値段もリーズナブルであるものが多く、信頼性が高いと自負しています。
叶うことなら、10 回、20 回と継続し、その時どきの旬のオイスターワインを皆様にお伝えしていきたく考えています。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。